蝶とトンボ

RANA_sp2007-08-10

山から降りてきてネットをみていると、2007.8.6のtomboさんのHPにトンボ撮影の極意が出ている。端的に言うと、三脚を使ってBモードで目にピンを合わせる、という。トンボを写した人なら分かるが、あの目玉、ものすごくピンが合わせにくい。蝶と全然違う。まずファインダーでは分からない。目の前の口や、目のすぐ後ろの胸なら簡単にピンが合うのに。そこでBモードの拡大という訳だ。
 でも、蝶で三脚を使う人はまずいない。私も超望遠を使うゼフ以外では使わない。何故かと考えてみると、蝶は花に泊まってから動き回るのだ。一方、トンボは止まっている時は動かない。完全な静止モード。よく考えてみると、歩き回るトンボというのは見たことが無い。トンボは歩くことを完全に省略してしまった昆虫なのだろうか。
 それに比べると蝶は良く歩く。ウスバシロチョウなどは、雌が飛ばずにすたこら走って逃げようとしているのを見てあぜんとしたことがある。花に止まっていても、密のある場所を選んで歩きながら、あるいは羽ばたきながら移動してせわしない。これではとても三脚Bモードは無理だ。広角接写でもAモードが必要だ。
 虫を写さない人から見ればトンボも蝶も同じ昆虫だが、写してみると随分違う血統だと分かる。

ところで、山にはトンボが沢山避暑に来ている。同じく山に秘書に来ているものにアサギマダラがある。山に避暑に行ってこれらの虫に合うと、親近感を覚える。