フラガール

RANA_sp2006-10-30

遅ればせながら映画「フラガール」を見に行った。
常磐ハワイアンセンターの創設時の物語で、まあ、いわゆるお涙ちょうだい映画化と思って行ったが、必ずしもそうではなかった。それは炭坑閉山と言う、不条理な社会の流れの中での人間模様。なかなか見せる。監督は「シュリ」の李監督。在日朝鮮人の3世で、実力派だ。
 この映画の救いは最後がハッピーエンドと決まっていることだ。スパリゾートハワイアンは現存するし、それはつまりフラガールが成功したことを意味する。しかし、ハッピーエンドなのだろうか。親が首になり、ダンサーになれず夕張炭坑へ移転していく子(その夕張市はいまや禁治産状態だ)。大勢の解雇者。事故で死んだ人々。それでもやはり最後のシーンはジンとくる。
 この映画、見たら必ずスパリゾートハワイアンズに行きたくなりますよ。