ミドリシジミのミはミドリのミ
昨日の写真もかなり満足していた。
しかし、ミドリシジミというのに、ミドリがあまり写っていない。
ミドリシジミは、輝く緑色がまさに特徴なのに、下から写したのでは写らない。
よし、今日は横から撮るぞ、と思ったが、思いの外難易度が高い。
まず蝶はくるくる水平に旋回する。これを下から写せば、カメラは蝶の下になり、蝶はあまりカメラを気にしない。しかもレンズに対して平行に旋回しているので、どの位置でもカメラからの距離は変わらない。ピントも露出も構図も倍率も簡単だ。
しかし、横から写すと状況が一変する。
カメラは蝶の横なので、近づきすぎれば蝶の行動に影響するし、蝶も脅威を感じるのでカメラをよけるし、闘争を止めてしまう。
そうでなくても水平に回転しているので、蝶は近づいたり遠ざかったりするので露出もピントも偶然を頼るしかない。遠ざかったときは小さくしか写らず、全然駄目になる。
しかも、蝶が羽を振り下ろした瞬間しか緑色にはならない。羽を上げたときは裏しか写らず、茶色いミドリシジミとなる。
沢山写せばいいが、一回の遭遇で、2〜3回しかシャッターチャンスはない(水平ならもっとあるが・・)。
しかし。
写った。
今日は良い日だ。