赤瓦の屋根
竹富島と言えば、赤い屋根瓦の民家が有名です。
昔から、こうだと思っていました。
ところが、朝、散歩中に出会った島のおじーが話すところによれば、昔は茅葺き屋根で、島中総出で、一軒一軒、屋根の修復をしていたといいます。明治時代に赤瓦の屋根が伝わり、台風でも飛ばないし、頻繁に修理や吹き替えをしなくてもいいので、これはいい、ということで広まっていったということです。
つまり、島の近代化の象徴なんですね。
知らないでいると、こういう離島はずっと保守的に変わらぬ生活をしているかのように勘違いしてしまいます。
さて、その島で数少ない(ひょっとして唯一?)の藁葺き屋根の離れに泊まることができたのは、黒柳さんのおかげです。
得難い経験でした。
大雨で雨漏りしたのも楽しい思い出です。
最後の空にとけ込みそうな白い屋根は、絶世の美女、安里屋ユンタの生家です。
大変!
皆様
出かけていたこともあるのですが、小笠原諸島で大変な事態が発生していて、余裕がなくなってしまいました。
コメントへのお返事や訪問等ができませんが、よろしくお願いいたします。
きわめて残念なことですが、小笠原諸島の核心地域の兄島に特定外来生物グリーンアノールが侵入してしまいました。
発見のニュース
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2013/03/DATA/20n3qb00.pdf
科学委員会の提言
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2013/03/20n3rc00.htm
八重山の旅3
竹富島で激しい雨に遭いました。
川のない竹富島では、道が川になリました。
島の人も、こんな雨に遭ったことがないと言います。
竹富の主要な道は舗装ではなく、綺麗な砂の道となっているのですが、それも砂がえぐれて、その後ずっと通行止めになった道もあります。
これも温暖化モデルが増加を予測している極端気象でしょうか。
昔は、雨は恵みの雨だったはずです。
川のない竹富には枯れることのない井戸があります。
大雨の後、行ってみると濁った水がたまっていました。
今、飲み水は石垣島から海底パイプラインで送ってきています。
井戸はもう不要という訳です。
それでも、人々は今でもその井戸を大事に扱っています。
自然を愛する心は、竹富の人々には染み込んでいるのでしょう。