赤瓦の屋根

竹富島と言えば、赤い屋根瓦の民家が有名です。
昔から、こうだと思っていました。
ところが、朝、散歩中に出会った島のおじーが話すところによれば、昔は茅葺き屋根で、島中総出で、一軒一軒、屋根の修復をしていたといいます。明治時代に赤瓦の屋根が伝わり、台風でも飛ばないし、頻繁に修理や吹き替えをしなくてもいいので、これはいい、ということで広まっていったということです。
つまり、島の近代化の象徴なんですね。
知らないでいると、こういう離島はずっと保守的に変わらぬ生活をしているかのように勘違いしてしまいます。
さて、その島で数少ない(ひょっとして唯一?)の藁葺き屋根の離れに泊まることができたのは、黒柳さんのおかげです。
得難い経験でした。
大雨で雨漏りしたのも楽しい思い出です。
最後の空にとけ込みそうな白い屋根は、絶世の美女、安里屋ユンタの生家です。