2012-02-27 醜いアヒルの子 君の茶色い羽根。 この地で、暮らした証だね。 人に餌をもらうことを良しとせず、自分で餌を探した確かな勲章。 白いだけが尊いのではないことを教えてくれる。 そう、僕も白くない。 泥まみれに生きている。 君はまだ幼鳥だけど、再び白い羽根で帰っておいで。 故郷のシベリアのお花畑で恋をして。 僕も来年は少し白くなりたい。 春。 君が帰る日。