旅立ちの日

近くの里山にはNPOが維持している水田があります。
そういう人がいなければ、谷間の狭い谷地田では経済的に儲かるはずもなく、たちまち休耕田になってしまいます。
ここにニホンアカガエルが毎年産卵して生き残っています。
今日はオタマジャクシが変態した子ガエルがいました。
水田脇の水路で陸上生活を始めたばかりの子ガエルです。
NPOが泥の水路を維持してくれているおかげで、暮らしていけます。
これがコンクリートの水路だったら、落ちたら助からないでしょう。
こういうとき、アングルファインダーとかは使わず、這いつくばってカエルの位置まで目線を下げて、彼らの気持ちになることにしています。
カエルの視点でみてはじめて気がつくことがあります。