カメラの墓場 VS E−3

ただいま。
小笠原から戻りました。
あー、忙しかった。
今回のハイライトは、母島の原生林、石門対E-3です。
石門は、入林規制があって、ガイドなしには、入れません。
ガイドに付いていっても、途中は赤土のぬるぬるする、山道、しかも踏み外せば何処まで落ちるか・・・
木の根、草の根をつかんで滑らないように注意して行きます。

さて、ここには過去に何度も行きましたが、カメラが正常に一日持ったことがほとんどありません。
その理由の一つは何故か雨が多い。
先ほどのような路なので、傘を差すことも出来ません。
でも、雨が無くとも何故か突然の電池切れ(銀塩カメラは滅多に電池切れしないのですが)、急な不調、ストロボが大して枚数が撮ってないのに電池が無くなる等の、不測の事態の連続でした。
OM-4もF−3もその犠牲に・・・
私にとってはカメラの墓場でした。

しかし、E-3は違うはず。
最強の防塵防滴、ストロボ内蔵、怖いもの無し、のはず。
しかし、サブは間違えてμminiを持ってきてしまいました。
1030の最強コンビのはずでしたが・・

で、あざ笑うような土砂降り。
しかも詰めた日程で、朝、父島を出て、母島についてからその日の内に日帰りです。
腰まで赤土でどろどろになりました。
E-3は、、、途中まで快調だったのですが、ある時点から露出が暴れるようになりました。
ミニは、途中からズームが動かなくなりました。
それでも、無駄うちしながらもなんとか写して切り抜けていると、こんどはバッテリー僅かの表示が・・・
キター! 
昨晩充電したばかりなのに僅か2時間で、バッテリー切れ、、、
RAW保存を止め、カメラをこまめに切り、なんとか切り抜けました。

やっとの思いで、下界へ降りてみると、、、
E-3は、思いっきり段階露出になっていました。
なぜ????
そんな操作した覚えはないのに???

それでも土砂降りの雨の真っ暗な原生林の中、手振れ補正は確実に働き、華奢な一脚一本で、十分な写真が撮れました。
なんとかE-3の優勢勝ちです。

凄いのは内蔵ストロボ。
考えてみれば防滴のストロボなんですね。
全然不安がありませんでした。
雨の中、これからは内蔵ストロボを活用してカエルの写真を撮ることにしましょう。

今日、船の中で、ふと思いました。
もしかして・・・
μminiの「設定を保存」をオフにして見ました。
・・・・
ズームが動きました。
何故????

おそるべし、石門。

写真は石門に残る古木の数々。
人間がこの島に来る前からの木もあるかもしれません。