ミヤマシロチョウ

RANA_sp2007-07-29

朝は奥さん同行のためやや出遅れる。この15分が命取りとなり、中央高速の渋滞につかまった。
八ヶ岳のミヤマシロチョウ発生地には11時頃ついた。何時もの場所に行くが、少なく、少し写せただけ。もう時期的に終わりかと思っていたら、ビデオを写していた人と帰りに会い、別の場所にたくさんいたとのこと。まだ雄も新鮮だったという。今年は天候不順で蝶の発生期が長引いたため、いつでも個体数が少ない傾向だと聞いていたが、ミヤマシロもそうらしい。
 帰り道、変な人に合った。ほとんど変質者みたいだ。すれ違った後、ビデオを写していた人が、あれは密猟者だという。前日に上高地でも会ったそうだ。通報しようか、と言っていた。
 しかし、仮に昆虫採集の道具を持っていても、ミヤマシロチョウ以外の昆虫の採集は規制されていない。実際にミヤマシロチョウを捕獲していないと、逮捕は難しいだろう。しかし、見せしめのためにも捕まってほしい。

 ちなみに、私は昆虫採集否定派ではない。都心ですらまだ名前のついていない新種の昆虫がいる。そういうフロンティアは必要だ。子供たちがカブトムシやトンボを捕るのも賛成だ。昆虫と遊んだ記憶が、自然を大切にする心を育むのだと思う。ペットショップでしか昆虫を知らない子がカブトの住む森を大事に思うだろうか。

 しかし。絶滅危惧種を採集するのは、ただの犯罪であって、昆虫採集ではない。
 
 そんなわけで、今回は十分な撮影が出来なかった。おまけに、ファームアップの際にデフォに戻ると行っておきながら、510のデフォは手ぶれ補正OFFだということを忘れていた。手ぶれ補正があるから、遅めのSSにしていたのに。

八ヶ岳の帰り、群馬の子供に会うのと、中央高速の渋滞をさけるため、白樺湖を超えて上信越道に向かった。途中、車山高原で寄り道。
ところが、これが意外によかった。

車山高原ではニッコウキスゲが満開だった。
それ以外の花も多かった。
これだけ花の咲いている自然草原に久しく出会ってなかったので、楽しかった。
リフトで上って、歩いて下ってくるのもらくちんだったし。
惜しむらくは天気が今ひとつで青空が写せなかった。