9000ヒット

ついに9000ヒットになった。
自分で踏みたかったが、9001だった。
これだけ多くの人に見て頂いて、感謝したい。

ところで、先日、「青い森話」という写真集を出版された米美智子さんの写真展を見に行った。
米さんの写真はびしっとピントが合い、曖昧さを許さない美しい写真だ。とろけるようなぼけぼけや、霞がかかったようなソフトな写真とは一線を画しており、背筋がピンとするようだ。私としてはこういう写真が好きだ。ぼけぼけや、霞も綺麗だとは思うが、自分で撮りたいとは思わない。アマチュアなので、わがままにやりたい。

米さんと一緒に行くツアーの写真展も同時にあった。皆さん、もちろん私より上手だが、やはり比較すると普通の上手な写真になる。一枚も二枚も米さんが上手だ。いろいろ比べた結果、こんな感想を得た。
1)徹底的な引き算による単純化。しかもそれ自身が美しい。
2)単純化の上に主役の展開。主役はピンが会い、美しい、あるいは力強い。
3)2重に使われる反射光。単色ではない。例えば、空の青さの反射だけでなく、緑や黄色の反射光を混ぜる。
林を写すとき、木々の間に見える空を入れるべきかはずすべきか、地面とそこに伸びる影を入れるべきかはずすべきか、いつも迷う。そこに答えが出せないと、次のステップには進めない。いやいや、大変ためになった写真展でした。

米美智子さんは写真も上手ですが、アマチュア出身、若く美人であるなど、アマチュアの星という感じです。しかし、写真には浮ついたところは全くありません。お名前でサイトを探して、是非一度ご覧ください。