ヒキガエルのオタマジャクシ

ヒキガエルのオタマジャクシの謎が詰まった一枚です(笑)。
まるでメダカの群れのように一方向に泳いでいますね。
こんなオタマジャクシは日本では他にいません。
アマガエル、モリアオガエル、アカガエル、ツチガエル、ダルマガエル、トノサマガエル、全部が全部、オタマジャクシは個人主義で好き勝手に別々の方向を向いています。変態して上陸するときだけは陸上の方に集まって同じく陸の方向を向くことになりますけどね。

ヒキガエルだけ何故こんなことをしているのかというと、ヒキガエルのオタマジャクシは社会性があって、お互いを認識して群れを作るのです。

と言う説明は、「How」であって、「Why」じゃないですね。

実はヒキガエルのオタマジャクシは毒があるので、魚が余り食べません。でも、一匹だと間違って食べられちゃうので、群れていた方が安全なのじゃないかと思います。
ホントにそうかどうか解りませんが、ヒキガエルは魚のいる池に住める数少ないオタマジャクシで、ヒキガエル以外でそれが出来るのは、同じく毒のあるツチガエルだけです。
そのツチガエルのオタマジャクシは、個人主義で別々の方向に向いて泳ぎますから、やはり自然は複雑です(笑)。