やっとゼフ

ゼフ(ゼフィルス)と言えば、初夏に現れる樹上性のシジミチョウの一族。
今まさにシーズン中のはずです。
しかし、この2週間、仕事や天候で全く姿を見ることが出来ませんでした。

基本的には早朝または夕刻のみ姿を現しますが、今朝は小雨、その後も曇り空、駄目かと思っていましたが、お昼頃薄日が差したので近くの雑木林を探してみました。
全然姿が見えずにがっかりしていましたが、帰りに小さい白黒のシジミチョウが飛び出し、小枝に泊まりました。

ゴイシシジミがあんな高いところに止まるのか?
と思ってレンズを覗くと、ゼフの一種、ミズイロオナガシジミでした。

ただ、下から見上げるので、体が葉に隠れてよく見えません。
そこで、そーっと枝を引き寄せ、家内に持ってもらい、やっと撮影しました。

手の震えや風の動きで小枝が揺れる上に、レンズも150mmマクロに2倍のテレコンバーター、手ぶれ補正が効いているとはいえ、厳しい条件でした。

それでも、今年初のゼフは美しく、楽しめました。

栗林先生が開発した「虫の目レンズ」。
魚眼のような物ですが、細いので虫があまり逃げないと言われています。
しかし、メーカー製のレンズではないので、皆さんドアスコープのレンズ等を使って、いろいろ工作して作成していますが、そこまでの能力はありません。
それが、魚露目8号を買えば、以外に簡単に着くと言うことです。
http://shop.gyoromap.jp/shopbrand/004/O/
これをZuikoDigital25mmパンケーキレンズにとりつけ、さらに2倍テレコンをつけると、ほぼ対角魚眼になります(この情報はSSPのO林さん、O園さん、T中さんに教えていただきました。)
その迫力はベニシジミの交尾を写したこの通り。
ミズイロオナガシジミの写真とは正反対の写真ですね。
こちらも使いこなしたいです。