環境異常のシグナル

映画の序盤ではいろいろな伏線が出てきます。
大災害の前の、小さなエピソードが。

この蝶3種は、その小さなエピソードです。
いずれ温暖化の世の中で、あれが兆候だったねと言われる蝶です。

クロコノマチョウ。この褐色の熱帯のジャングルにいそうな蝶は、私が高校生の頃は、静岡県が分布の北限でした。温暖化のためか、分布が北に広がりました。写真はつくば市内。


ナガサキアゲハ。こちらの漆黒の後翅に尾状突起のないアゲハチョウは、高校生の頃は、中国地方までしかいませんでした。熱帯の淑女という光沢ある羽ですが、これは雄。雌はもっと華やかです。写真はつくば市内。


アカホシゴマダラ。後翅に赤い模様のある派手な蝶は、日本では奄美大島だけにいましたが、中国亜種を放蝶したバカがいて、関東地方南部に広がりました。写真は平塚市