お見舞い

RANA_sp2007-04-20

 今日はガンで入院している友人を見舞った。
 消化器系を大部切除したので、未だに点滴で栄養を摂っており、水以外は喉を通らないとのこと。
 しかし、驚いたのは、昔と違って医者もガンを隠すことなく、患者と話し合っているという。
 彼は自然科学者なので、彼のような症例について、医者と議論しつつ治療しているという。基本的なところは医者任せだが、喉が酷く渇くとか、患者にしかわからないことについて、彼の提案を医者が取り入れ、工夫し、好成績をあげているという。
 また、「心って言うのは自分のものだと思うでしょう。でも、心も化学変化のプロセスに過ぎないので、薬の副作用などで酷く落ち込むこともある。自分は自然科学者なので、自分が異常だと気づくことが出来たので精神科の医者を呼んで貰い、向精神薬をもらって気持ちを安定させている。また、見舞いの中には、ゆっくり安めという人もいるが、適度なストレスは絶対に必要。今、本を書いているが、データが入手できないので、それが悩み。」
 締め切りはいかんですよね、と言うと、そうそう、あれは最悪のストレス、と意見が一致。
 「この病院で終わるという気が全然しない。かならず回復して、今考えていることをする」
 と、見舞いに行ってなんだか逆にエネルギーを貰ったようです。