E-400

RANA_sp2006-09-24

E-400について感じるところをまとめておきたい
まず、手ぶれ補正が出なかった点は、μ-750で独自の手ぶれ補正をつけたので、今回は間に合わなかったと好意的に解釈したい。いずれ出ることが明らかならそれでいいのだ、こういうものは。
小型化も高く評価したい。皆、あまり評価しないだろうが、OM時代を知るものにとっては、オリンパスがそっちを向いているということが確認できただけでよい。一つ、苦言を呈するなら、小型化で価格が上がっても文句を言わないのは高級機指向の人だけだ。一般人は安い方が良い。その意味で、小型化だけが売りの大衆機を最初に作ったのはちょっと外れている。
画質がよくなった、特に高感度がよくなったと聞く。これが本当なら嬉しい。まあ、のっぺりは嫌なので、実際のところはもう少ししないと分からないが。
厳しい評価しか出来ない点として、フォーカスが3点。これはきつい。もし、これでいくなら、少なくともE-1並み以上のファインダーが要る。つまり、マニュアルフォーカスがしっかりしないといけない。こんなことは使ってみればすぐ分かることだ。それが分からないのは問題だと思う。
後は価格。先ほど述べたが、価格は大衆機にしては高すぎる。大衆機というものは、多少機能を落としても価格を下げねばならない。こんなことは釈迦に説法のようなものだ。にもかかわらず、心配せざるを得ない状況が心配だ。開発陣の奮起を期待したいが、それ以上に、オリンパスマーケティングはどうなっているのか。

前向きにはこう思う。
これはE-Xのベースマシンなのだと。そう思えば、仕方ないかと思う。しかし、あと半年か一年、オリンパスはかなり厳しい状況に追い込まれる。次は必ずホームランでなくてはならない。それと同時に、売れ線であるべきE-330はAモードを省略し、その他の機能、性能を落とさず価格を一段と下げた廉価版にマイナーチェンジして、時間を稼ぐべきだ。
頼みますよ!