岩合日出子さん

いつもの通り、私一人遅れて食べる食事
名作写真館を見ていると、次号が岩合光昭さんでした。
「次は岩合さんだよ」
「そういえば、昔、まだあの人が駆け出しだった頃、奥さんの書いた本を読んだわね」
「そうそう、家族でセレンゲティに移住する話」
「奥さんは食事の話ばかり書いていた」
「えっ？そうだっけ？夫婦げんかの話ばかりだったと思うけど」
「食事のはなしばかりよ」
「そう？そういえばあの本、まだあったよな？」
「もう何年も見たこと無い」
「ちょっと見てくる」
・・・
「あった、あった、これ岩合日出子さんの”アフリカ、ポレポレ”」
「へー、良くあったわね」
「捨てた覚えないもの」
「あなたの部屋はゴミ箱みたいだもの」
「・・・」

さて、食事の話ばっかりか、夫婦げんかの話ばかりだったかのかというと、
読み返してみると、「娘さんの話ばかり」でした。
なぜ、そんな風に感じたのか・・
そうだ。
思い当たって、奥付をみる。
1985年９月発刊。
まだ、息子が生まれる前でした。