ギフチョウ

RANA_sp2005-04-30

今日は天気が良いので、新潟の里山に日帰りで行った。
新潟は雪が多いので、どうも季節の進行が関東の常識では通じない。
梢の展葉が早く、地表の植物の開花が遅い。
で、今年は雪が多いせいか、昨年より1週間は遅くなっているようだ。
新潟の春と言えば、ギフチョウである。
清楚なヒメギフチョウより派手で、ちょっと厚化粧っぽい姿はなかなかのもの。

しかし、新潟のギフチョウはなかなか止まってくれない。一つには、花が少ないこともある。
今回は、季節が昨年と違うので場所の選定に時間がかかってしまい、飛ぶ姿を写すだけになってしまった。ひらひら飛ぶのを写すのはとても難しく、八重山カメラマンさんの足下に遠く及ばない。

撮影中、コレクターが来て、緊張が走った(写真)。コレクターは私に気づかず、しばらくギフチョウのでるのを待っていたが、実に幸いなことにその間、ギフチョウは出てこなかった。
それまで、でろ、でろ、と念じていたのに、その間は、でるなでるな、と念じていた。
コレクターはあきらめ、去っていった。

この日は、どうも2頭のギフチョウが交互に来ただけのようであった。やはり、まだ少し早いというのが本当のところのようだ。