筑波山で新種のサンショウウオ!

ハコネサンショウウオは、本州、四国の寒冷地に広く分布するサンショウウオとしてしられていましたが、近年、遺伝子の解析によって複数の種類に分かれる可能性が明らかになってきました。
そして、筑波山にもハコネサンショウウオがいるのですが、これが他の地域とは異なる新種Onychodactylus tsukubaensis(学名)として日本爬虫両棲類学会の学会誌「Current Herpetology」に新種記載されました。
確かに、普通のハコネサンショウウオよりしっぽが短いなとは思っていたのですが、日本全国のハコネサンショウウオと比較して、明らかに異なる種となったわけです。
和名は「ツクバハコネサンショウウオ」。
地名が二つ重なる名称は違和感を覚えますが、こればかりは命名者の権利なのでしかたないですね。
「ツクバサンショウウオ」にしてくれたら良かったのに。
写真は、以前に撮影したツクバハコネサンショウウオの幼生です。
変態するまで、2年くらいはかかるようです。
成体は陸上の落ち葉の下などに暮らします。